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シャドウバースの《冥府への道》が鬼畜すぎる4つの理由

f:id:nMasao:20160914221154p:plain シャドウバースの開始初期から猛威を振るう《冥府への道》という超強力なカード。このカードは今もシャドウバースユーザーを苦しめていることでしょう。

そのカードを使用した最たるデッキである「冥府エルフ」は現在のゲーム環境のトップに君臨し、一度弱体化された(後の手札制限変更のアップデート強化された?)今もなお猛威を振るっています。

そんな《冥府への道》のカードが如何に、鬼畜で、ぶっ壊れで、ありえないカードなのかを考えていきます。

発動条件がそれほど難しいものではない

先の「冥府エルフ」なるデッキ構築が出現した時点で、カード30枚を墓地に送る必要があるという、一見不可能であるかのような発動条件は難しいものではなくなりました。

dreamtracker.hatenablog.com

上記の記事を見ていただけるとわかるのですが、スペルカード《新たなる運命》とトークン生成カードを使用すれば、《冥府への道》の発動条件を容易く達成させることができます。

今現在でも早くて7ターン目、遅くても10ターン目の段階で《冥府への道》を発動させている光景を見るのはもはや珍しいものではないのです。

全体6ダメージが強力すぎる

《冥府への道》の発動効果は、自分のターン終了時に相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに6点ダメージを問答無用で与えるというもの。

シャドウバースでは、ハースストーンと比べて比較的にフォロワーのスタッツ(攻撃力/体力で表記されたステータス)が低めに設定されています。

例えば、ハースストーンでは4コストのバニラで4/5といったスタッツが普通ですが、シャドウバースでは同条件で3/4が最大のスタッツとなります。そして、効果能力持ちのカードとなるとさらにスタッツは低くなります。

つまり、この《冥府への道》の6ダメージが発動すれば、7コスト(スタッツは6)以下のフォロワーはまず全滅してしまいます。もちろん、バニラのフォロワーなんて採用するデッキはほとんどありませんから、だいたいのフォロワーは一網打尽になってしまうわけです。

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仮にも6点ダメージに耐えられる高スタッツのフォロワーがいたとしても、相手の場にはフォロワーが残っているわけですから、生き残れる術はありません。

さらに、悲しいことにシャドウバースではリーダーの体力も低めの20点となっていますので、この6点ダメージがどれほど大きすぎるものかもわかるかと思います。

効果発動のタイミングがターン終了時という点

そもそも効果発動タイミングが自分のターン終了時である点にも問題があると思います。つまり、発動条件さえ満たせば全体6点ダメージが約束されたようなものだからです。

仮に、すべての《冥府への道》の効果発動後に即時破壊できたとしても、カード上限枚数の3枚分の《冥府への道》の発動で合計18点ダメージです。

プレイヤーであるリーダーにあたえられた体力は20点、この18点を受けてしまえば残りは2点だけになります。その2点でさえも序盤の段階で既に失っていることのほうが多いのです。

そして、《冥府への道》の効果発動後には自分の場のフォロワーがほぼ再起不能の全滅。次の相手のターンのフォロワーの攻撃を防ぐことはもはや不可能といっていいでしょう。

そもそもカードコストが安すぎる

いわば出し得カードである「冥府への道」のカードコストが安い点もその対策の難しさの原因になっていると考えます。

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現時点でその対策カードとなり得る、アミュレット破壊カードの代表的なのは《エクスキューション》でしょう。それでも《冥府への道》のカードコストよりも1コストが高くついてしまいます。

その発動条件を満たす最速ターンである7ターン目または8ターン目で《冥府への道》を使用しても、3PPまたは4PPもお釣りが来ます。冥府側はそのお釣り分のPPでさらに行動ができてしまいます。

さらに目が当てられないのが、8ターン目で発動条件を満たした《冥府への道》を2枚発動した場合です。《エクスキューション》で破壊しようにもコストの問題で1枚の《冥府への道》しか破壊できず、その時点で18点ダメージが約束されてしまいますので、対策にもなりません。

つまり、唯一の汎用性のあって《冥府への道》の対策カードになりそうな《エクスキューション》でさえも十分な対策となっていないのが現状です。

最後に

以上、ここまで「なんとしても絶対に《冥府への道》をこのままで放置してはいけない!」という一心で書いてきました。この気持ち、この記事を読んでいただいた皆さんにも賛同していただけたらとっても嬉しいです。

シャドウバースの運営さん見ていますか?このままではシャドウバースのユーザーが離れていっちゃいますよ笑。

やはり《冥府への道》の厄介な点は、今後もシャドウバースの主軸となるスタンダードパックの収録カードであること、そしてどのリーダーのクラスでも使うことができるニュートラルカードなことだと思います。つまり、いずれはなんらかの方法で下方修正することは避けて通れない道ではないでしょう。

今後の追加カードで対策を加える方法もありますが。最速7ターン目で《冥府への道》を発動させてしまう現状では、手軽にアミュレットを破壊できるカードを用意しない限り難しいでしょうね。

そうしないと、高コストカードを中心としたコントロール型のデッキは軒並み絶滅し、速攻型のアグロデッキしか生き残れないという絶望的な未来が…。