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シャドウバース新カード《エルフの少女・リザ》の考察をしてみた

f:id:nMasao:20160914112859p:plain 9月下旬にリリース予定のシャドウバースの新パック「ダークネス・エボルヴ」。先日のシャドウバースの公式サイトにて9月13日にそのカードの一部の情報が公開されました。

そんなカードのうち、今回はエルフのGoldレアカード《エルフの少女・リザ》に取り上げてみようと思います。

この個人的な偏見と判断に偏った考察になりますが、今後のデッキ構築の参考にしていただければ嬉しいです。

《エルフの少女・リザ》のカード詳細

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エルフの少女・リザ フォロワー ファンファーレ : 相手のターン終了まで、自分のフォロワーへの「能力によるダメージ」は0になる。(「攻撃によるダメージ」はそのまま。)

コスト2のスタッツ「2/2」で効果持ちの優秀なフォロワーだと思います。

エルフのファンファーレを持つ効果特有の「カード2枚以上プレイしていたなら」といった条件がないことから、極めて使いやすいカードになるのではないでしょうか。

「能力によるダメージを0にする」効果とは

効果テキストが少しわかりずらいような気がします。

つまり、「能力によるダメージ」がスペルを対象にしているのか、フォロワーの効果を対象としているのか、またはその両方を対象にしているのか。その答えによっては、このカードの評価は変わってきてしまうはずです。

仮に、スペルとフォロワーの能力のどちらにも対応した効果であるのであれば、かなり強力な部類のカードになるのではないでしょうか。

追記(9/27) : フォロワー・スペル・アミュレットすべての能力によるダメージだということが判明しました。

特にエルフ特有の「場カードを手札に戻す」バウンス効果カードで再利用できる点にも注目するべきだと思います。

エルフ側で相手の盤面のフォロワーの除去しながらEPを消耗させる、または相手のフォロワーが攻撃できない状況をつくりだすことができれば、相手が疾走または確定除去を使うしか対処できなくなり、一気に形勢が動くだろうと想像しています。

ダメージを与える効果をもつカード

この効果の適用される対象は「ダメージを与える」効果を持つカードになります。例えば以下のカードがそれに該当します。

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エンジェルバレッジ スペル 相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに1ダメージ。

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ファイアーチェイン スペル ランダムな相手のフォロワー1体に1ダメージ。これを1回行う。スペルブースト : +1回

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ドラゴンウォリアー フォロワー 進化時 : 相手のフォロワー1体に3ダメージ。

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黙示録 スペル お互いのフォロワーすべてに8ダメージ。復讐 : このカードのコストを-4する。

上記のものは代表的な除去の重要な役割を持ったカードになります。他にもダメージ効果を持つカードは多数あり、それら効果はすべてを防ぐことができます。

《エルフの少女・リザ》と相性の良いカード

この《エルフの少女・リザ》の持つダメージ耐性効果を最大限に活用する最も効果的な方法は、「相手にとって放置できないフォロワー」と同時に出すことでしょうか。

エルフの強力なカードといえば、やはり《エンシェントエルフ》ですね。

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エンシェントエルフ フォロワー ファンファーレ : 自分の他のフォロワーすべてを手札に戻す

この《エンシェントエルフ》は「場から戻したフォロワー1体につき「+1/+1」する効果で最大で「6/7」の高スタッツフォロワーになることができます。

個人的に気になる点としては、この効果がフォロワーに付与する効果なのか、《エルフの少女・リザ》の後に出したフォロワーに対しても効果の対象になるものなのかということです。もしも後者だとしたら、《エンシェントエルフ》の価値が大幅に上がる展開になりそう。

追記(9/27) : 《エルフの少女・リザ》のダメージ耐性効果はフォロワーに付与される効果ということが判明しました。

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ブレスフェアリーダンサー フォロワー ファンファーレ : ターン終了時まで、自分のフォロワーすべてを+1/+0する。

事前に《フェアリー》を大量に展開して、ダメージ耐性効果を付与すれば、次のターンの《ブレスフェアリーダンサー》の効果を最大限に発揮させることができます。

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ティターニアの妖精郷 アミュレット 自分のフェアリーはEPを使用せず進化できる。(1ターンに1体しか進化できない制限はある)

次々にフェアリーを進化させることができるあのアミュレットカードです。毎ターンのように湧いてくる「3/3」のフェアリーにダメージ耐性効果がつけば、それは悪夢な状況になることは間違いないでしょう。

そして、《エルフの妖精・リザ》の効果を最大限に発揮させるためには、相手の場で戦闘に参加できるフォロワーを減らし、確定除去せざるをえない状況にさせることなので、以下のカードも相性の良いものといえるのではないでしょうか。

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妖精のいたずら スペル 自分のフォロワー1体か自分のアミュレット1つを手札に戻す。ランダムな相手のフォロワー1体を手札に戻す。

このカードで相手のフォロワー1体を手札に戻し、さらに「エルフの少女・リザ」の効果を再利用できる点に注目です。

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アーチャー スペル 自分の他のフォロワーが出るたび、ランダムな相手のフォロワー1体にダメージ。

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ロビンフット スペル 相手のターンに、相手のフォロワーが攻撃するとき、そのフォロワーに1ダメージ。

ダメージ耐性効果に対して、1体ずつに確定除去をかけるにはコスト負担が重くなります。そこで相手は必然的に、横に広がるフォロワーの展開を図って戦闘の手数を増やす必要があります。それに対するエルフ側の対処として上記のカードになるでしょう。

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まどろみの森 エルフ カウントダウン2 : 自分のターン終了時、ランダムな相手フォロワー1体を、次のターン戦闘不能にする。

これは相手のフォロワーを攻撃参加不能にする「ロック」効果になります。

最後に

やはり《エルフの少女・リザ》の追加で、エルフの大幅な強化につながることになることは間違いないかと思います。

場の展開を広げるデッキではない「冥府エルフ」にはあまり相性のよくないカードであるのが不幸中の幸いです。また、コンボ数を稼いで強化される《リノセウス》も場のフォロワーの維持に適した「エルフの少女・リザ」とは共存は難しいと思います。

今後としては、以下のデッキが登場するのではと予想しています。

  1. 《リノセウス》に頼らずに《フェアリー》の手数の多さと《ブレスフェアリーダンサー》を最大限に活用した新しい「コンボエルフ

  2. 《アーチャー》や《ロビンフット》と攻撃不能のロック系カードを使った「コントロールエルフ

「冥府エルフ」以外ではあまり目立たなかった各種エルフデッキが、今後はたくさん見かけるようになれば嬉しいですね。

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