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《冥府への道》の修正は?!《根源への回帰》ナーフに見るシャドウバース運営の今後の方針

f:id:nMasao:20160917152755p:plain 先日(9月16日)に、エルフのスペルカード《根源への回帰》の下方修正が発表されました。

エルフの代表的なデッキ「冥府エルフ」の潤滑油的カードだった《収穫祭》に続き、2枚目の下方修正になります。

その2枚ともがエルフのクラスカードで少しアリサちゃんが可哀想な気もするのですが、散々フェアリーを地獄の門に送ったバチがあたったのねきっと笑。

しかし、こんなにも運営が「冥府エルフ」を問題視していながらも、その根幹となるカード《冥府への道》や《新たなる運命》の下方修正に踏み切ろうとしないのはなぜでしょうか?

「根源への回帰」の下方修正の概要

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根源への回帰 スペル お互いのフォロワー全てを手札に戻す。

f:id:nMasao:20160917151936p:plain  9月末アップデート時のカードのコスト変更について 

以下、箇条書きに書いていきます。

  • 《根源への回帰》をコスト5からコスト7に変更

  • 修正以降は期間限定で《根源への回帰》のエーテル還元数を800に変更

  • 修正日時は大型アップデート(9月30日)と同時

《根源への回帰》の下方修正の経緯は以下の通りに書かれていました。

《根源への回帰》はフォロワーを手札に戻すという能力の特性上、コストの高いフォロワーを使用するデッキに対して特に強力で、困難であるべき《冥府への道》の能力が働くまでの道のりを、あまりにも平坦にしてしまいます。これによって、一部のデッキや戦術がゲームから閉め出されてしまう危険があります。

場に出したカードを手札に戻す《根源への回帰》は相手の攻めを凌ぐだけでなく、手札に戻したカードをそのまま《新たなる運命》による墓地の肥やしにすることができますよねぇ。確かにこれには納得です。

なぜ《冥府への道》の下方修正をしないのか

今回の《根源への回帰》の下方修正原因となった《冥府への道》をこのまま現状維持する理由としては以下の通りになっていました。

Shadowverse運営事務局は《冥府への道》について、「相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに6ダメージ」という能力は非常に強力であるものの、「自分の墓場が30枚以上なら」という条件を満たすまでの道のりが充分に困難である限り、《冥府への道》のコストや能力に変更の必要はないと考えています。エルフクラス以外の《冥府への道》デッキが、《冥府への道》の能力を働かせるために必要な労力は、能力の強さに見合ったものであり、エルフクラス以外の《冥府への道》デッキに問題はないと考えています。

運営の考えとしては、「エルフのカード特性と《冥府への道》の相性が問題なだけで、《冥府への道》のカード自体は妥当だよ」ということでしょう。

確かに「冥府ウィッチ」はウィッチ特有のスペルブーストを半ば捨てた無理な構成で攻撃型のデッキには弱いですし、他の冥府型のデッキも同様に「冥府エルフ」と違って安定性に欠けます。

以前の記事で「冥府への道」の問題性を記事にしたことがありましたね。

dreamtracker.hatenablog.com

こういうかたちでの修正は予想外でしたが、個人的には納得の範囲内になるのかなと思います。まぁ実際問題どうなるかはその時にならないとわかりませんけどね笑。

ちなみに、「冥府エルフ」での各ランクマッチの勝率状況では、AAランク以下は普通で、Masterランクは勝率65%の異常な数値だったみたいです。いやはや数字にしてみるとこんなに異常なものだったとは…。こんな状態になるまで放置していた運営っていったい...?

冥府特化デッキで最低10ターン目までに発動させられる《冥府への道》、コスト10のフィニッシャー級カード《サタン》など。こういったカードを生み出してしまった運営とってそれは「あまりにも時間が長引いてしまうゲーム性にはしたくない」という意思表示なのでしょうか。

早期ターンに勝負を決められるようなアグロデッキは大丈夫でしょうが、「コントロールビショップ」などの8ターンから10ターン目以降に本領を発揮するような遅いデッキは今後の存続は難しいものになりそうですね。

最後に

気になる点としては、《根源への回帰》の下方修正の与える影響は必ずしも「冥府エルフ」だけではないということ。

つまり、《冥府への道》を入れない「コンボエルフ」や「薔薇エルフ」などの純粋なエルフデッキの弱体にも繋がってしまうことでしょう。

特に6ターン目の先行ロイヤルの《海底都市王・乙姫》の対処、絶対エルフ側は困ってしまいますよね?これをきっかけとして、エルフ自体のオワコン化のはじまりとならなければ良いのですが...。

きっと、それも視野に入れて《エルフの少女・リザ》のような強力カードが今後もたくさんエルフに追加されていくのでしょう。ですよね?運営さん?(あえてプレッシャーかけておきます笑)。

なぜ全体除去の《テミスの審判》が6コスト維持で、全体バウンスの《根源への回帰》だけ下方修正で7コストに変更したのかは、全体バウンスの強さとエルフカード特性の相性の良さが今後も問題になってしまう可能性があるからということで勝手に納得しておきます笑。

ビショップ愛好家の私にとって、現環境下で「《テミス審判》も《根源への回帰》に便乗して下方修正するよ〜」ってなったら発狂してしまいますよ笑。