シャドウバース新カード《ブラッディ・メアリー》の考察をしてみた
前回に引き続き、今回も「ダークネス・エボルヴ」の新カードについて考察していこうと思います。
今回は、ヴァンパイアの期待のレジェンドカード《ブラッディ・メアリー》についての個人的な考えを書いていこうと思います。
《ブラッディ・メアリー》のカード詳細
ブラッディ・メアリー フォロワー このフォロワーが場にいる限り、自分のターン中、自分のリーダーがダメージを受けるなら、自分ではなく相手のリーダーが受ける。
ヴァンパイア特有の自身にダメージを与える効果を持つカードを、そのダメージの対象を相手のリーダーに移すことができるカードです。
効果持ちフォロワーにもかかわらず、通常のスタッツが「4/5」で進化後のスタッツが「6/7」となり、進化での除去が難しく打点が高い点も高評価ですね。さすがレジェンドです。
このカードに出して、次の自分のターンに生き残ることができれば、一気にリーサルまで持ち込めるポテンシャルがあるでしょう。
相手にとってはそれが厄介なので優先的に即時除去されることが多いかもしれませんが、逆にいえば相手の除去カードまたは進化権を強制的に使わせる展開は儲け物だと考えることができます。
《ブラッディ・メアリー》と相性の良さそうなカード
漆黒の契約 アミュレット カウントダウン3 : ファンファーレ : 自分のリーダーに6ダメージ。自分のターン開始時、自分のリーダーを2回復して、カードを1枚引く。
やはり一番恩恵の受けるのはこのカードでしょう。相手に6点ダメージを与えて、自分は毎ターン2回復して1ドロー。「セクシーヴァンパイア」以上のフィニッシャー級カードになります。
ソウルディーラー フォロワー 守護 ファンファーレ : 自分のリーダーに「自分のリーダーの体力の半分(端数切り下げ)」のダメージ。
相手の体力の半分の数値ではなく、あくまで自分の体力の基準でしょうかね。成功すれば、《ブラッディ・メアリー》と自リーダーを守りつつ、相手のリーダーに多大なダメージを与えることができます。こちらもフィニッシャー級。
#シャドウバース 【新カードFAQ】
— Shadowverse公式アカウント (@shadowverse_jp) September 21, 2016
Q:自分の場にブラッディ・メアリーがいるとき、ソウルディーラーをプレイするとファンファーレ能力はどうなる?
A:相手リーダーがダメージを受けます。相手も自分も体力20の場合、相手に10ダメージ。相手20、自分8の場合、相手に4ダメージ。
#シャドウバース 【新カードFAQ】
— Shadowverse公式アカウント (@shadowverse_jp) September 23, 2016
Q:自分の場にブラッディ・メアリーがいるときアザゼルをプレイすると?
A:自リーダーの体力が10以下の場合、自分も相手もリーダーの体力は10になります。自分の体力が20の場合、相手の体力は10になったあと10ダメージ受けて0になります。
追記(9/27) : 《ソウルディーラー》の他にも新カード《アザゼル》の能力ダメージも適用されます。
鋭利な一裂き 自分のリーダーに2ダメージ。相手のリーダーか相手のフォロワー1体に3ダメージ。
相手のリーダーを対象に発動させれば5点ダメージに。相手のフォロワーに発動させても、さらに相手のリーダーにも2ダメージを与えることができます。低コストかつ超優秀なスペルと化します。
ブラッド・ウルフ フォロワー 疾走 ファンファーレ : 自分のリーダーに2ダメージ。
疾走の攻撃とファンファーレ効果を合わせて合計4ダメージの打点を叩き出すことができます。 もちろん進化させれば6点打点に。
また、以下のカードは《ブラッディ・メアリー》の最速召喚5ターン目の段階でその効果を発揮させることができるカードになります。
鮮血の花園 アミュレット カウントダウン4 : 自分のターン終了時、お互いのリーダーに1ダメージ。
《ブラッディ・メアリー》の召喚後は、その効果が「ターン終了時に相手に2ダメージを与える」に変化するのは嬉しい。
ヴァンパイアライカン フォロワー 進化時 : お互いのリーダーに3ダメージ。
相手のリーダーに6ダメージに変化。《ブラッディ・メアリー》の召喚の前ターンに召喚されていれば、自身の攻撃を合わせて合計9ダメージになります。
バーバリックデーモン フォロワー 攻撃時 : 自分のリーダーに2ダメージ。
個人的に注目しているのがこれ。今まで見向きもされなかったこのカードが再評価されることになるかも。
4ターン目にこのカードを出す。次ターンに《ブラッディメアリー》召喚、《バーバリックデーモン》進化して相手リーダーに6点ダメージ…という流れは結構強いムーブ展開になるのでは?
最後に
この《ブラッディ・メアリー》は、「アグロヴァンパイア」と「コントロールヴァンパイア」のどちらのデッキに入れても問題ないと思います。
やはりヴァンパイアは、後半ターンになるにつれてドラゴンの疾走や冥府などを警戒しなければならなくなります。ゆえに、自リーダーの体力を高く維持する必要があり、後半になるほど自傷カードは手札で腐りやすいものになってしまうことが多いように思います。
この問題を解決し、さらにヴァンパイアの潜在的な打点を押し上げる《ブラッディ・メアリー》は現在のヴァンパイアデッキの救世主となるのではないでしょうか。
このカードの追加でヴァンパイア環境は以下のようになると予想します。