シャドウバース新カード《死霊の宴》の考察をしてみた
次回のアップデートで追加される新弾パック「ダークネス・エボルヴ」の新カードを考察していきます。
今回はネクロマンサーの新アミュレット《死霊の宴》です。このカードは結構前に発表されて話題になっていましたが、ここで改めて考察していこうと思います。
《死霊の宴》のカード詳細
死霊の宴 アミュレット カウントダウン2 : ファンファーレ : 自分の墓場を+13する。ラストワード : 自分の墓場を0にする。
自分の墓場数を一気に+13させることができますが、《死霊の宴》発動の2ターン後に墓場が強制的に0になってしまう能力をもつアミュレットです。
このカードによって今まで使い道に乏しかったネクロマンスを大量消費するフォロワーの採用余地が広がるだろうと考えています。
デスタイラント フォロワー ネクロマンス20 : +10/+10する。
特に最速6ターン目の《デスタイラント》が格段に狙いやすくなりますし、2体目のリベンジ《デスタイラント》も容易になるでしょう。
やはり《デスタイラント》を主軸とした《コンボネクロ》の大幅な強化につなげることができる可能性に満ちたカードだと思います。
《死霊の宴》と《冥府への道》の相性は?
たびたび「《死霊の宴》によってネクロマンサーで《冥府への道》が使えるようになるのではないか」という話が出てきたと思います。
この《死霊の宴》で《冥府への道》を条件をクリアするためには、《死霊の宴》2枚を発動させるか、墓地を17稼いだ状態で《死霊の宴》を発動させるのどちらかをする必要があります。
次回環境でネクロマンサーで墓地を稼ぐ流れは以下の感じになるのかな。
- 《集団埋葬地》(墓地数1)
- 《スパルトイサージェント》(墓地数3)
- 《スパルトイソルジャー》&《スパルトイサージェント》破壊(墓地数5)
- 《エルダースパルトイソルジャー》召喚&《スパルトイソルジャー》破壊される(墓地数13)
- 《デュラハン》召喚進化&《エルダースパルトイソルジャー》破壊(墓地数17)
上記のものは単純に適当に考えたもので、それ以外に《新たなる運命》を使ったりでもっと良い墓地の稼ぎ方はあるはずです。
それでも最長で7ターン目、《新たなる運命》を使えば最速で6ターン目以前には墓地17稼げるだろうと思います。
つまり、《冥府への道》の条件は「冥府エルフ」同等程度またはそれ以上に楽になります。やはり一気に墓地+13できるのは大きい。
そして、実際どの程度《冥府への道》の効果を期待できるのかというと…。
条件をクリアした状態で《死霊の宴》と《冥府への道》を発動させれば合計顔面12点分。《死霊の宴》を発動した次のターンに《冥府への道》を発動した場合は合計顔面6点分…。
やはり《死霊の宴》のデメリット要素が大きすぎて、《冥府への道》との相性はあまり良くなさそうだと感じています。
《死霊の宴》はネクロマンス専用のカード
先の項目で書かれた通り、墓地を0にするラストワード能力は無視できない大きなデメリットだと思います。
やはり《死霊の宴》は《冥府への道》の発動条件を容易にする反面でその威力を弱体化させてしまいます。特に「冥府エルフ」の《冥府への道》のようなフィニッシャー級の威力を期待できないのは残念です。
そして、相手にとってその脅威を取り除くことが容易であることも考える必要があります。
つまり、《死霊の宴》さえ破壊すれば《冥府への道》は発動どころかただの邪魔な置物になるということです。これは自分からその対抗策を差し出しているようなものになるのではないでしょうか。
個人的には《死霊の宴》は、《デスタイラント》やその他のネクロマンス能力をもつカードを補助するためのカードではないかと思います。
最後に
この記事を書いていて、今後《デスタイラント》を勝ち筋とした「コンボネクロ」が流行りそうだなあと感じました。
進化と《ケロベロス》と《幽体化》を組み合わせれば防御不可能の顔面20点、これが次回環境でより簡単になるという事実だけでも恐ろしい笑。
現環境で対処ほぼ不可能な《冥府への道》と《次元の超越》に並んで、《デスタイラント》が叫ばれるときも近い?笑。